【絶対に成功する集客ノウハウが満載!】 こんなセミナーがよくありますね。私は参加したことがないので何ともいえないのですが、それぞれのノウハウがあるのでしょう。今日のブログでは私が全国のコンサルティング先で行ってきた経験をもとにお話をしたいと思います。


 私はPanasonicさん主催のセミナーも全国で積極的に行っているのですが、東京有楽町にある旗艦ともいえる大型ショウルームを今年に入って見学をしてきました。中の写真をバンバンと掲載するわけにはいかないので差し障りない写真を貼っておきますが、中は興味深い展示物で溢れています。


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 しかし、室内が人で溢れかえっているかといえばそうでもありません。展示内容、場所、ブランド力を考えればもっと混んでてしかるべきだと私は思っているのですがね。


 展示物の中に洗面所で上からのみLED照明をあてたものと上下から(つまり顔の下からも)あてたものを比較体験できるコーナーがありました。これなどは女性必見。家を建てる前に必ず体験すべきコーナーのはずです。 


Panasonicさんが普段どのような集客をしているかは知りませんが、チラシやホームページで子のショウルームへの集客を図るのであればこんなキャッチで攻めるべきだと考えます。


 【洗面台の照明が暗いと化粧がしにくい! 今の洗面台に奥さん困っていませんか?】 

【LED照明なら夏場も熱くないし経済的 お肌を照明に近づけてコンデションも簡単にチェックできますよ!】

 【一般的には上からだけの照明、よくても両サイドから】 

【銀座ショウルームには上下から照明を当てた場合と上からだけあてた場合の違いを体験できる実物が置いてあります。家づくりをする前には必ず体験すべき施設が銀座にはあるのです!】 


こんな文言をイラストや写真を使ってしっかりアピールするのです。そして大事なのはこれだけでは人は集まらないということ。ポイントが一つしかないとワクワク感はありませんし、このことに関心がない男性にとっては訪問する動機になりません。


 ではどうするか?

 このショウルームにはほかにも見どころがたくさんあります。同じように必見ポイントを探し出してそれをぶつければいいのです。ワクワク感がありますし、自分が気になっていたものを見学できることがわかれば訪問動機にもなります。 


では、住宅会社として新築現場見学会への集客はどう考えるのか? 上述した内容と同じ発想で大丈夫です。 10月初旬に新築イベントをあなたの会社が予定しているとしましょうか。この場合、まずは対象の建物の特徴を徹底的に洗い出します。


もし、お施主さんの希望でリビングに神棚を作ったっとしましょう。この場合であれば、この神棚を作った経緯やら費用やら神棚を置くことによる精神的メリットやら・・・なんでいいのです。 こういった視点で家を見れば、かなりの見学ポイントが出ることでしょう。こうして絞り出したポイントをチラシならチラシにびっしりと詰め込むのです。


もし室内犬を飼う予定のお宅であれば、それもアピールするのです。 「神棚には何の興味はないんだけど、室内犬としてゴールデンレトリーバーを飼っているからこの家は面白そうだな」 たくさんのアピールポイントを提示すれば、どれかが引っかかる可能性も増えます。つまり【見どころをたくさんアピールする】【ワクワクするようにアピールする】ことが集客のコツになるのです。 


「チラシなんか配っても現場見学会に人が来ないんだよな~」という社長は考え直してください。お客さんから見て「これは面白そうだな!次の日曜日に行ってみるか!」となるようなアピールをしていますかね。私は疑問に感じています。