ハウスメーカーに勤務する営業マンには日常の光景も、それ以外の営業マンにとって非日常となることがあります。

たとえばここに20社の展示場がある総合住宅展示場があるとします。住宅建築希望の方がここへ足を運ぶのですが、さすがに20社も見学するのは無理。せいぜい5社も見ればヘトヘトになります。

となると、住宅会社側は何とかしてこの5社に入る努力(集客の工夫)をするわけですね。そこでご覧いただきたいのは今回ご用意した写真。

私の手元には住宅展示場の前に出してある、集客用のブラックボードの写真が1000枚近くあります。

このブラックボードは、各社が何とかして自社展示場に入ってもらおうと工夫を凝らした産物と言っていいでしょう。

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これはダイワハウスさんのもの。
もし乳飲み子を連れたご夫婦がこの看板を見たらどうでしょう。

「ダイワハウスは子育て住宅のことを深く研究しているようだな。まずはここに入ってみようか」

こうなります。来場者の多くを占めるであろう子育て世代のことを考えると、この戦略は的を射ていると言えます。

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今度はヘーベルさん。
3階建てシェアがNO1であることをアピールしていますが、もし私が都内の狭小地に家を建てるのであれば「へーベルには3階建てのノウハウがたくさんありそうだな」と考えて中に入ると思いますよ。

つまり、何らかの部門でNO1であることをアピールすればいいということ。ただし、大手ハウスメーカーでもない限り、シェアNO1とかを取るのは無理でしょう。

しかし、狭い地域や少ない棟数でも構わないので何らかのNO1、もしくはNO1クラスを探し出すのです。

仮に年間30棟ベースで建築する住宅会社があったとします。この30棟のうち狭小地に建築した家が25棟だと仮定します。この場合次のようなキャッチコピーが可能になるのです。

【昨年建築した90%近くが狭小地案件です】
【狭小地での建築は森工務店へご用命ください】


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いいですね! 
パナソニックハウスさん!

これも一定の層に絞り込んで集客を図っています。ただし、絞っているように見えて、実は多くの人が関心があったり悩んでいたりすることなので、おそらくは来場者すべてが関心を持つ事項なのです。

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最後は三井ホームさん。
これも鉄板ネタ。
説明は不要ですね。絞り込んで集客をしようと見えますが、おそらくはほとんどの奥さんが関心を示すと思いませんか?

私は時間があれば住宅総合展示場に出向き、この手のブラックボードをチェックします。「面白いな・・・」と思ったらこうして写真を必ず撮ってため込んでいますが、皆さんも同じことをすればいいのです。集客のコツやその時の流行を敏感に感じ取れますよ。